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 歌と出会い
          熊崎 吉記


 僕が歌を歌えたら
 色んなお店をまわって、
 色んな人と出会い
 僕の本当の姿を
 知ってもらえたのに

 僕が歌を歌えたら
 色んなステージを探しに
 旅をして
 沢山の友達を
 作れたのに

 僕が歌を歌えたら
 都会の喧騒の中
 群集の足元で
 誰にも気付かれないまま
 空き缶を置いて
 施しが舞い降りる事ばかり
 考えなくても良いのに

 何で、こんな生き方しか
 できないのだろう
 
 もっと器用に生きることが
 できならなら

 大切な人を悲しませなくても
 良かった
 
 大切なものを失うことも
 無かった

 仲間を作る大切さを
 知っていたら
 幸せになれただろう

 僕が歌を歌えたら
 自分が生んだ言葉に命を吹き込み
 平面の世界では伝えきれない
 思いを伝えられるのに

 今まで自分が経験したことを
 無駄にしたくない
 誰かに伝えたい
 叶うことの無かった思いを


 


この作品を著者の熊崎吉記に無断で配布、複製、引用、編集、改ざん、販売、出版など一切を禁止します。

作品 歌と出会いは、2003年3月22日公開したものです。


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