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この記事は、熊崎吉記が
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こんな生活再建制度があったら  2002.11.13

 現状の雇用保険の制度では、利用し辛い面があったりするので、これとは別に、生活再建という観点で、こんな制度があったらと思っています。

 内容は、過去に遡って1年以上雇用保険に加入していた人が、生活資金を融資という形で受けられるように、申請することができるようにします。
 こうすれば、社会に出て働いた経験がある多くの人が適用を受けることができ、今ホームレスになっている人も申請できる道を開いて、セーフティーネットの一つになると思います。
 今の雇用保険との違いは、融資を受ける形にして最大200万円まで融資を受けられるようにします。
 このお金は、生活費の他に、職業能力の向上を目的にパソコンを購入したり、職業訓練や各種学校の費用にも当てることができるようにします。
 返済については、6が月間猶予を与え、猶予期限が切れることに、家庭訪問や電話、手紙などで状況を確認して、就職しているかなどの確認します。
 働いていたら、返済を始めます。

 雇用保険と大きく違うところは、この融資を受けている間に働いても、減額されないということです。今の雇用保険は、働いた日数を引いて支給額を計算していますので、雇用保険が唯一の収入源の家庭では、大変な事態になってしまいます。
 そのため、大変利用し辛い制度になっていますが、この融資の方法なら、その点も関係なく融資を受けたお金を有効に活用できると思います。
 また、一ヶ月単位での支給では、生活が苦しいという思いになってしまい、精神的にも良くないと思います。

 でも、まとまったお金があれば、融資を受けている間に就業したり、ハローワークで就職相談を受けたり、セミナー受講、資格試験受験など積極的に行動できますし、そうした人には、金利を優遇する措置を設けます。

 もし、6ヶ月を超えても仕事が見付からず、返済できない場合は、その後1年まで期間延長をして、その間ハローワークも一緒になって求職活動を行なう。
 また、保証人が確保できる人は、代わりに返済してもらい、保証人がいない人は、信用保証会社で保証できるか確認し、最悪返済できない場合は、個人の更正法を適用して、処理するという内容です。

 この制度であれば、失業認定のために月一回失業者もはローワークに行かなくてもよくなるし、ハローワークとしても事務処理の効率化が図れると思います。

 家族や親戚知人などに頼った生活ではなく、学校を卒業して社会に出たならば、何か仕事をして自立して生きて行かなければならないし、家族や友人が困っているときは、助けることができるように生きなければならない。
 生活に行き詰まっても、誰かが助けてくれるわけじゃないので、日頃から倹約に努めて貯蓄することが大切だけど、今の時代いつ失業するか分からないし、派遣やフリーアルバイター、フリーランサーとして生きている人は、常にその危機が付きまとうので、個人の努力も必要だけれど、就業機会の多様化の中で、国としても、このような制度があったらと思います。

この作品を著者の熊崎吉記に無断で配布、複製、引用、編集、改ざん、販売、出版など一切を禁止します。
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