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この記事は、熊崎吉記が
作成しました。
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固くお断りします。
ライアンの井戸の放送を見て 2002/08/02 
 先日、テレビでカナダの少年ライアン君が起こした奇跡のドキュメントを見て大変感動したと同時に、自分の生き方が恥ずかしくなりました。
 日頃父親から困っている人がいたら助けないといけないと聞いていたライアン君は、ある日学校の授業でアフリカで清潔な水が無いために、幼い命が失われていることを知り、アフリカに井戸を作ろうと行動をはじめ、その行動がやがて両親の心を動かし、マスコミでも紹介されカナダ中にライアン君の思いが伝わり、アフリカに井戸を作ることが出来たというものです。
 いまも、カナダ政府の支援を受け活動は、続けられているそうです。
 この事を知って一番感じたことは、信念を持った行動は、周囲の人に思いが伝わり、感銘した人たちも何かしら行動を起こして支援してくれて最終的に、思いが実現できるということです。

 そのことを感じた僕は、今までの人生が大変恥ずかしく思えました。
 小学生のことから、色々あったけど、その度に悲観的になって死にたいと思い、友達も作らず周囲に溶け込もうともしなかった。
 今住んでいる家を離れ彼女のところへ家出したときは、死にたいと思わなかった。
 彼女に出会ったときは、フリーで飛び込み営業もできたし、アルバイトも探して会社を辞めて自分で仕事をしたいと活動していたときだけど、彼女への思いが後押ししてくれて何でも出来たのだと思う。
 そんな彼女を失いたくなかったから家出までしたけど、結局結ばれることも無く縁も切れてしまった。
 仲間や知人が出来ても、自分が困ったとき何か支援してくれてることも無い上、交際費も掛かるし、あまり遊び歩かない僕は、交友関係を維持することも大変だったので全部清算して、もう友達も彼女も作らないと決めて生きてきた。
 そのため、人とコミュニケーション能力が失われ、退行現象のようになってしまった。
 もう33歳なのに、幼い心。

 本当に、心が凍りついてしまったかのように思えるので、今作成中の詩集のタイトルも「凍りついた心」としました。
 退職後すぐに詩集を出版して自分で書店をまわったけど、売れるわけも無く今は、自分のホームページで紹介するのが自分に出来る精一杯の行動。
 出版費用が調達できず出版できなかった詩集「迷い」は、ドリームブッククラブで公開することが出来て、作品を読んで気に入って頂けた方からご支援を受けて、ポイントが基準に達したら紙ベースで出版出来るシステムなので、ようやく形になりそうなところまで運ぶことができました。
 自分のホームページも詩の紹介からはじまったけど、メルマガも発行し、リンク集も作り、その中で収入を得られる工夫も出来たので、パソコン関係の仕事をしている、インターネットで仕事をしていると言っても嘘じゃないけど、だからといって、これで食べていけるわけも無く、未だに派遣で働いています。
 自分の得意とする仕事は、パソコンの販売応援(説明員)で、通算3年くらいしています。
 その関係もあって、パソコン関係の記事も、自分のホームページで書いています。
 お店に展示のあるWindows搭載パソコンであれば、ほぼ全モデル説明できます。
 以前の派遣の仕事でLAN工事の仕事もしていますので、パソコン関係であれば食べていける自信もあるし、そうなれるよう自分も勉強を続けていますが、サラリーマン時代から自分に投資することが出来ず、机上の知識ばかりで役に立たない場面も正直有ります。
 でも、あるパソコンメーカーのお店でのシアが売り場の方のご支援も頂けて5位までに入った実績が、自分の自信に繋がっています。
 色んなチェーン店や店舗の売り場に立っていますので、経験もあります。
 以前お店に出逢った方に影響され、一生できる仕事と思った僕は、このパソコン販売の仕事を歳を取っても続けていきたいと思っています。

 しかし、この仕事も日数が無いのと季節物のため、またほかに仕事をしないといけないので、今までのように携帯電話の仕事をしながら土日はお店に立つという働き方をして30日間休みなしという月が3月と6月ありました。
 僕も若いことは、夜中の2時まで残業したり、また退職後も自分なりに修羅場をいくつも潜り抜けて来たと思う。
 だけど、結局、毎日のように辛いことがあったりするとフラッシュバックしたように死にたいと口走ってしまうし。
 心の中では、今住んでいる家や自分に何かが取り付いているのではと思い、テレビに出ているような能力のある方に除霊してほしいくらい。
 もう20年以上、死にたいと言い続けているから。
 でも、自分でも自分の心が弱いだけ、甘えているだけだと思うので、しっかりした心を持つことが出来るように人間性の成長ができるように生きたいと思っています。
 自分の頭の中が悲観的だから、何時まで経っても事態が好転しない。
 一人で生きるのも、もう限界に感じるし。
 せっかくここまで復活できたのに、また、同じ失敗を繰り返してしまいそうなので、悔しくてたまらない。
 昔とは違い、詩集だって形に出来る望みが持てる状態にできたし。
 ネット上で話をさせて頂いている人との出会いも、あったし。
 ここまで来たのに。
 諦めないといけないのかなぁ。
 ライアン君のように、僕も信念を持って生きていれば、友達も出来ただろうし、もう少し楽しい幸せな人生を歩んでくることができたのでは。 そう思うと、この33年の人生が無駄になってしまったように思え、とても悔しいし、悲しいです。
 自分に出来る事は全部して悔いの残らないように活動して、例え最後の日を迎えてしまっても、思いを残さないようにしたいと思います。

 
この作品を著者の熊崎吉記に無断で配布、複製、引用、編集、改ざん、販売、出版など一切を禁止します。
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