詩集 凍りついた心

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『あの人は、今』

僕は、初めて愛した人の思い出を

未だに、後悔の念で縛り付けている

こんな人生になってしまい

宝物になる思い出を

一生懸命捨てようとしている

あんなに自然に振る舞えた人は

もう、現れない

何故、何故、何故と

何度も、自分自身に問い掛ける

人は、勝手なもの

自分の人生が、壊れなければ

別れても、後悔しない

でも

これほど大きなダメージを受けると

出会いを肯定化できない

長い時間が経過したが、

未だに、あの人のことを許せない

早く、時間が解決してほしい

そして、素直な気持ちで

あの人の幸せを祈りたい

新しい人と結婚して

幸せになっていてほしい

僕は、僕で

新しい人生を始めたい

何かを追及するためには

家庭を作ることは出来ないから

今のまま

孤独の中に身を置いて

自分なりの

人生の成功を得たい

出会った人、すべての人が

幸せになっていてほしい


『心の傷』 

幼い時に受けた、心の傷

月日が経つごとに

傷付いていることさえ、忘れてしまう

でも

心の奥深く

潜在意識の中に、残っている

他人から誹謗中傷を受けたことがあれば

決して

同じ事を他人に行っては、いけない

相手が受ける心のダメージを

分かっているはずだから

もし、同じ事をしてしまった場合

本当の、心の傷を負っていないのだと思う

でも

その後に、後悔の念があれば

きっと、相手が受けた心のダメージを

理解する事ができ

二度と、人の心を傷付けることは無い


『あなたの存在』 

あなたと出会ったことを

認めることが出来るとき

過ごした日々を明るい思い出に出来る

後悔ばかりしていても、始まらない

時の流れに

ただ、身をまかせ

流れるだけ

何もしない

やろうとしない

そんな自分とは、さよならしたい


『プラスとマイナス』

この世の中

すべてのものが

プラスとマイナスで出来ている

良い事もあれば、悪い事もある

人間は

プラスとマイナスの

バランスが重要

ヤジロベイが極端に傾いていたら

危険

物事を偏った見方で見ると

失敗する


良い事ばかり見聞きしても駄目

その裏に隠されている事を

見抜けないといけない


悪い事ばかり見聞きしても駄目

マイナスの情報ばかりでは

人は成長しない


プラスとマイナス

両方の存在がないと

世の中にある

全てのものが存在できない


『心の輝き』

人の心には、不思議な輝きがある

常に、輝いている

でも、ダメージを受けると

輝きを失ってしまう

世の中、輝きを失うことばかり

どうすれば、輝きを取り戻せるのだろう


心の磨き方は、いろいろある

物事に対して

目標とやる気を持つこと

興味

情熱

誇り

これだけ持てば、輝きは戻る


心の輝きは、個性がある証拠

自分の個性に気が付けば

世界で一番自分の心が輝く


『自暴自棄』

何もかも自分の思い通りにならなくて

自分でも

訳の分からない事をしてしまう

やがて、大切なものが

ひとつ、ひとつ消えて行く

社会的な信用

友人

財産

何もかも消えて行く

消えたものを回復させるには

死ぬほどの苦労を伴う

そのため

回復へのチャレンジを止めてしまう

一人では無理かもしれない

でも、誰も手伝ってくれない

一人で、回復させなくてはならない

一人でやり遂げてこそ

本当の幸せを手に入れる事が出来る 



『心の成長』

まだ、生きている

死のうとしてから

もう何年通り過ぎた事か

死ぬ事ばかり考えていたら

心が、凍り付いていた

年はとっても心は、子供のまま

何かやりたい事を考えないと

心は、成長しない


『究極の選択』

人が思い描くものを

全て得る事は出来ない

何かを現実にしたければ

何かを犠牲にしなければならない

何かを諦めなければならない


「何かを」


これが重要だ

でも

なんで、諦めないといけないのだろう

仕事と結婚

お金と時間

全てのものが、手に入っても良いのに

これは、人生の最大の謎だと思う



『凍り付いた心』

子供の頃に受けたダメージのため

凍り付いた心

年月を経て大人になっても

心は、子供のまま

だから

『子供の頃から』という言葉に

抵抗を感じてしまう

このままでは

人とのコミュニュケーションを

図ることができない

結婚もできない

仕事もできない

何もできない

ただ、死を待つのみ

凍り付いた心を

溶かしてくれる人と巡り逢えたら

どれ程幸せな事か

しかし、心が成長できないと

人と巡り逢うこともできない

『卵が先か鶏が先か』の論議を

心の中でしてしまう

何故、こんなに悩まないといけないのか

難度も事件が襲う

そして、臆病になってしまう

前に進めない

恐怖感が付き纏う

生きることの怖さばかりを感じる

生きることの素晴らしさもあるはずなのに

凍り付いた心は

自然の光では溶かすことができない

唯一、人間だけが溶かすことができる


『彼女の思い出』

僕にとって一番大切な人

色々教えてくれた

応援してくれた

視野も大きくなった

とても優しい人

それなのに

僕は、最低な男

恩を仇で返してしまった

彼女を守りきれなかった


今、思うことは

幸せになってほしい

生きていてほしい


僕は、まだまだ

一人のままで生きていく

きみが、一番大切だから  


『時間の輪』
 
なんだか、いつも、同じ事の

繰り返し、繰り返し

成長していない

何も考えていないかのように

本当に、不思議な話

過去の自分から未来の自分に

伝言を伝えられたら

時間の流れを変えられるのに

成長したい

視野も広げたい

一人で居るから

時間の輪から

逃れられないのだろうか


『捨てるもの』

社会で生きていくため

色々なものを捨てている


安定した生活と引き換えに

夢や野心を


夢を適えるために

安定した収入や結婚を


なんで、人間は、捨てながら

生きて行くのだろう

何かを適える引き換えに

何かを諦めなければならないなんて

納得できない


途中で捨てたものは

戻ってくるのだろうか

それは、誰にも分からない



『細胞』

長年勤めた会社でリストラに遭い

個人で仕事を始める

これは、細胞分裂と同じ

個人個人は、会社を構成する

一つの細胞

小さな存在の細胞は

仲間を見付け融合し、成長する

人間も

個々のフリーランサーが集まれば

大きな仕事を達成する事も出来る

会社を作る事もできる

細胞分裂することを

怖がってはいけない

原点に戻ることも必要

細胞分裂を繰り返せば

大きく成長できる

悲壮に思ってはいけない

チャンスと受け止めよう


『刺激』

刺激がないと

頭も心も成長しない

刺激でも

良いものと悪いものがある

悪い刺激を覚え、繰り返し求めると

身も心も、悪魔のものになってしまう

でも、善し悪しの判断は

後から分かる

後悔しても、遅い

見分けるポイントは

自分も、周囲も全てが

幸せになる、被害を受けない刺激が

良い刺激だと思う

一瞬の快楽だけで判断してはいけない

判断を誤ると一生後悔する

判断できる強い意志を持つこと

判断を誤っても誰も助けてくれない

自分だけが頼りになる


『時間を大切に』

朝起きて、そのまま過ごすと

一日が、あっという間に終わる

あれもしたい、これもしたい

頭の中に残るだけで、外に出ない

朝起きて、一日の出来事を書き記すこと

それしか、時間を有効に使うすべがないのか

時間は、あっという間に過ぎる

一日、一ヶ月、一年

気が付くと、思い立ってから遥かな

年月が過ぎている

時間とともに、心も前に進まねば

やりのこしたことが、多すぎる

後悔しないためにも、時間を大切に


『大人』

自分も大人なのに、周りの大人が大きく見える

何故だろう

同じように歳をとり、同じ時代に居るのに

何故だろう

自分も、周囲の大人のように大きくなりたい

そのためには、心が大人にならないと

まだ、心が幼いのかもしれない

階段を一つ一つ登ることで

心が大人になっていく

やはり、立ち止まってしまったのだろうか

歩こう歩こう

一歩づつ

大人になるために


『無償の愛』

偽りの愛には、代償が必要だ

好意を持っていなければ

愛し合っては、いけない

愛し合うことで、二人の絆を

深め合うことが出来る

まず、好意を擁くこと

それが、無償の愛の始まり

何かを求めては、いけない

お互いに、作るもの

それが、無償の愛

好意、恋、その次に生まれるもの

それが、愛

人を愛すること

それは、この世で一番素敵なこと


『世界で唯一の人』

私の言葉を感じてくれたあなた

私の心の奥深い世界に触れて

私を理解してくれたあなた

あなたにだけは、

素直に話せそう

私の感じたことを


遠く離れ、すれ違いの毎日だけど

私にとっては、世界で唯一の人

私の全てを受け止めてくれる

優しい人

あなたに出会えて良かったです


『過去の人』

もう、終わってしまった関係

時の流れが別れさせた、あの人

まだ、僕の心の中では

終わってしまったことを認めていない

だから、新しいスタートを踏み切れない

ひょっとしたら、あの人は、まだ

待っているのではないだろうか

確かめたい

あの人の今を

あの人の幸せな姿を見届けたら

新しいスタートが出来る

今は、ただ、あの人の幸せを祈るばかり


『チャクラ』

人は、声を出して言葉を話さないと

自分の気持ちを伝えることが出来ないのだろうか

いつもは会えない、遠くの別れた人に

自分の気持ちを伝えることは、出来ないのだろうか


心の中で強く思えば

もうひとつの感覚チャクラを通じて

相手に伝わるかも知れない


時空の壁を越えて、一瞬に伝わる

そして、相手の心の中深い意識の中で共鳴して

リアルに思いが蘇り、理解することができる

時間や距離は、関係ない

相手を思う気持ちの強さが

メッセージを送るパワーになる

きっと、伝わる

きっと

砂の彫刻  2004.11.18

人との縁は、偶然に出来る

でも、それは、何かに計算された縁なのかも知れない

縁を自分で作ろうとすると、とても難しい

でも、出来た縁を壊すことは、簡単

まるで砂の彫刻のよう

人が触れて壊れたり、自然に壊れることもある

縁を保つことは、とても難しい
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    e−詩集シリーズ
著名  凍りついた心
著者  熊崎 吉記

URL http://www.interq.or.jp/yellow/kogane/
インターネットナンバー 1040558210

2000年 4月25日から2008年08月29日にかけて
創作した作品で、順次ホームページ上で公開していたものです。

著者に無断で改ざん・転載・配布等を禁止ます。



僕が出版した本は、ここを見てね。




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